バブアーを買いました!
という話を書こうと思って書きかけで公開しないままシーズン終了したのでワンシーズン使った感想を書こうと思いますw
初バブアー。
初バブアーなのにビデイルでもビューフォートなく Barbour FOR MARGARET HOWELL 。
しかもスペイではなくて、インターナショナル ジャケット(A7)を元にしたものを選んでしまった辺りが私らしいかなとw
そんなこんなで、初バブアーです。
バブアーのワックスドコットンって結構癖が強いアイテムで、デザイン的には欲しなと思いつつ、機能面やメンテナンス、もっと言えば都内の通勤で使えるのか?とか色々悩みました。
という感じで、実際にバブアーのワックスドコットンをワンシーズン使ってみた感想や、懸念点などについてまとめてみます。
選んだのは MARGARET HOWELL A7 WAX
買ったのは、MARGARET HOWELL A7 WAX というモデルのオリーブ。
サイズは XS。
ですが、かなりオーバーサイズな感じ。
XXS 〜 M の4サイズ展開なので、通常の M 位かもしれません。
ジャストサイズ出来るなら XXS かなと思いましたが、オーバーサイズで着たほうが良さそうなデザインだったので、XS で。
S まで行くと袖が長すぎてやりすぎな感じでした。
オーバーサイズなのもあるかもしれませんが、ビデイルはもちろん、ビューフォートと比べても丈は長めかなと。
なので、ジャケットの上に羽織っても全然OK。
サイズ的にかなり余裕があるので、着込んでも問題なさそう。
色は最初からオリーブを買おうと思っていたので、あまり迷いませんでしたが、ブラックもとても良い色でした。
A7 を選んだ理由
なぜ初バブアーで BEDAIL でも BEAUFORT ではないのか?
バブアー自体に昔から興味があった訳ではなくて、興味を持ったのは数年前。
水沢ダウンを買って、次は何にしようかな?っと。
マウンテニアは丈が短くて、着回しはとてもいいのですが、ジャケットとかを着る時にはジャケットがはみ出てしまう。
なので、膝上股下くらいの長さのアウターが欲しいなと漠然と感じていました。
最初は Mackintosh が欲しいなと思って試着してみたのですが、アイテム的には文句なくカッコいいのですが、自分の持っている服との組み合わせが難しそうだなと。
クリストンとか一着は欲しいですけど。
という感じで探していたときにバブアーに行き着いたという感じでしょうか。
なので、「Barbour」という字面は知っていましたが、実際にどういうアイテムなのかは知らなかったです。
当然、「ワックスドジャケット」が何たるかも分かりません。
そんな状態で、ビデイルも含めて、何種類も着てみたのですが、持ってる服との組み合わせを考えるとなかなか難しそうだなぁっと。
そんな感じで、悩んでいたところ MARGARET HOWELL と Barbour のコラボモデルが出ることを知り、Lookbook を見て一目惚れ。
あ、これにしよう。
っという感じ。
単純に、MARGARET HOWELL が好きなだけですが、それと気になってた Barbour がコラボしているってのが決め手ですかねぇ。
SPEY をベースにしたモデルと迷いましたが、SPEY買っちゃうと「膝上股下くらいの長さのアウターが欲しい」は何だったのか?となるのでw
MARGARET HOWELL A7 WAX の特徴
ビッグシルエット
BEDALE SL とか BEDAIL と比べて、かなりゆったりとしたデザインです。
XS でもかなりデカ目。
おそらく、ビデイルの M よりも大きいのかなと。
ただ、その辺りはデザイナーズなのでビックシルエットとは言え、やりすぎてないというか、バランスの取れたデザインで使いやすいです。
裏地がベージュ
あと、個人的に裏地がチェックじゃないのもポイント。
これは完全に好みの問題ですけど、チェックは使いにくいなと思っていたので。
色がオリーブ
ビデイルなどの「セージ」と並べるとかなり明るい色だと思います。
ワードローブ的に黒いアウターばかりだったので、少し明る色が欲しかったのと、モッズコートっぽいノリで使いたかったので、オリーブの方がイメージと近かったかなと。
ライトウェイト(4オンス)
ビデイルを試着した時に、「見た目よりも分厚く重い」と感じたのですが、それが幾分解消されています。
ビデイルはミディアムウェイト(6オンス)ですが、ライトウェイトは 30%軽量化されているとのこと。
と言っても、別に薄手のアウターということでは無いです。
が、比べると見た目も着心地も「軽い」ので、より幅広いシーズンやシーンで使えるのかな、という印象です。
Barbour を使ってみた印象
印象をざっくりまとめると
- 思っていたよりは暖かい
- 思っていたよりはベタつかない
- 臭いは無い
- 機能性は期待できない
という感じ。
ベタつきや匂いに関しては、後述する「懸念点」で詳しく書きますが、想像よりもずっとマシでした。
思っていたより暖かい
ビデイルもそうだと思いますが、見た感じはかなり薄手に見えますが、実際に着てみるとかなり厚手で、しっかりと防寒できます。
当初、ライトなアウターとして秋口に羽織ろうかなと思って買いましたが、暑くて断念。
ダウンとまでは行きませんが、冬用のアウターとして問題ないレベルかなと。
ちなみに、A7 はライトウェイトでライナーを装着できませんが、ビデイルはミディアムウェイトでライナー取り付けできるので、さらに防寒性能は高いのかなと。
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逆に、A7はゆとりが有るので、中に着込めば都内なら真冬でも大丈夫かなぁっと。
去年は暖冬なこともあって、ワンシーズン通して寒いと感じることはなかったです。
機能性は期待できない
雨は弾きます。
土砂降りで着てないのでわかりませんが、弾く感じは体感できます。
が、蒸れる。
これはワックスなので仕方ないですよね。
GORE-TEX などのハイテク素材のように、「水は通さないけど水蒸気は通す」みたいな事はないので、原始的・かつ使いにくさを感じます。
実用性がないわけでは有りませんが、機能面なら他にいくらでも選択肢が有るし、バブアーでもワックスドコットンを選ぶ必要はないかなと。
Barbour(ワックスドコットン)特有の懸念点など
最初にも書いたのですが、MARGARET HOWELL の店頭で LOOKBOOK をみて 良さそうだなと思い、入荷して試着して「A7 WAX が欲しい」と思ってから、かなり悩みました。
というのは、Barbour 特有の、っというかワックスドコットン特有の問題というか懸念点があったからです。
- ベタつくのか?
- 臭うのか?
という素材の根本的な部分ももちろんですが、
- 公共交通機関で着れるのか?
- クローゼットにしまえるのか?
- バッグは持てるのか?
- メンテナンスは大変なのか?
という、ワックスならではの特徴から派生した実用面の懸念点。
初バブアー手前の人の中には、この辺りで悩んでいる人も多いのかなと思うので、ワンシーズン使った感想を交えつつ、この辺りの懸念について書いてみます。
ベタつき・臭いはそんなでもない
店頭で入荷直後の物を触った時や、購入直後の頃は若干ベタつきを感じたような気もしますが、数ヶ月着用した現在は思っていたよりもベタつきは感じません。
全くない訳ではないですが、ハンドクリームを塗った手のベタつきに比べたら全然気になら無い程度。
オイルドレザーのブーツとかの方がよほどベタつくかなと。
布を直接スマホに押し当てて擦ったとしても、少し画面に油がつくかな?っという程度。
普通に指で触った時の皮脂と比べたら全然気にならないレベルです。
なので、バブアーのポケットにスマホを入れてて、「油っぽいな」と感じることはないですし、手がベタつくとか感じることもないです。
たとえば、脱いで手に持っていたとしても、ベタつきが気になるとかは無いかなと。
臭いは今の所皆無です。
経年劣化や汚れなどで臭いが気になり出すということなので、その辺りはしばらく使ってみてという感じかなと。
ちなみに、ライトウェイトはリプルーフ用のワックスがビデイル等とは違うので、もしかするとビデイルなどとは若干違うかもしれません。
まとめると、臭いは無い、ベタつきは酷く無いが若干ある。
という感じ。
バッグは素材を選ぶ – レザーバッグがベスト
ベタつきは少しあるので、組み合わせるバックは選びます。
リュックなんかは思いっきり密着し続けるので、物によっては注意。
私は、目の細かいツルッとした質感の黒いナイロン系のリュックを使っているのですが、元々ホコリや糸などの汚れが目立ちやすいところにワックスが移染することで、更にホコリなどの汚れが付着しやすくなりダメでした。
バック自体に油がついているような感じはないのですが、やはり少しベタつくだけで、この手の汚れはつきやすくなるようです。
なので、ベストは革の鞄かなと。
革はオイルで保湿保革して使うので、特に気になる事はありません。
って事で、私は革のトートと組み合わせて使ってます。
ナイロン系の素材でも、ざっくりした感じの目が荒い素材の物なら気になら無いかもしれません。
クローゼットに入れる時には革で挟む
長時間密着してるとワックスが移染する可能性がある、となるとクローゼットは悩ましいですよね。
店員さんなどがお勧めしてくるのは「カバーを被せる」と言う方法ですが、正直めんどい。
って事で、私は革ジャンとレザーコートで挟んでます。
鞄と違って圧着してる訳ではないので、そこまで気にしなくても良いような気がしますが、これも素材次第かなと。
なので、革製品がない場合には、ガーメントケースや衣装カバーを使うのがベストなのかなと。
オフシーズンどうするかは別問題ですが、やはり通気性の良いカバーを被せた状態で保管するのが良いのかなと。
私は、買った時に付いてきたマーガレット・ハウエルのガーメントケースで保管しています。
公共交通機関では脱ぐべきなのか?
これ、結構気になってる人が多いのではないかなと。
私はここが一番気になってました。
で、マーガレット・ハウエルやバブアー、各セレクトショップの店員さんなどに色々聞いて回ったのですが、答えは様々。
- 絶対に脱ぐべき
- 気にしない
- 気にしなくても良い
- 気になるので着なくなった
- 自転車のときに着てる
など。
まぁ、人によるのかもしれませんが、基本的に「満員電車に乗るときには脱いだほうが無難」ってのは共通認識として有るのかなと。
「気にしない」という人は、「敢えて」というニュアンスで言っているのだと思いました。
電車では脱いだほうが無難
という訳で、結論から書きますが「電車では脱いだほうが無難」というのが今の時点での私の認識。
私は朝夕の通勤時間帯の中央線をメインで利用していて、最寄り駅まではバスを利用しています。
ですので、程度の差はありますがバスも電車も「満員」の状態が基本かなと。
バスは混み具合次第で着たまま乗ったりもしますが、電車は基本的には脱いで乗っています。
脱いで、裏返して内側を表にして、畳んで持つ。
っという感じ。
これは個人の価値観とマナーの問題ですけどね。
濡れた傘をどう持つのか?とか、そういうのと一緒。
気にするレベルのベタつきじゃないとは言え、密着されたら迷惑だと自分でも感じるので、密着するような可能性があれば脱いでおく、という感じ。
電車の場合、突然込みだして身動きが取れなくなる可能性が有るので、事前に脱いでおかないと迷惑をかけるかなと。
バスは、ある程度混みだしてから脱いだりできるので、空いているときにはそのまま乗ったりします。
個人的には人混みですれ違う程度なら気にするレベルのベタつきじゃないと思います。
が、人によっては気になるのかも知れません。
他の人がどうしているのかは分からない・・・
で、この手の問題が気になったら一番良いのは他の人の着こなしを参考にすることだと思うんです。
なので観察してみました、電車に乗っている人でバブアー着てる人を探して、その人がどうしているか。
脱いでいるのか、そのまま着ているのか・・・
ですが・・・
今の所・・・
見つけられません!
バブアー着てる人って意外と居ないんですよね。
少ないと言うか、ほとんどいない。
街中やショップだと、たまにすれ違ったりする事はあるのですが、電車などでは皆無。
一度だけ遭遇したのですが、ピーチスキンでした。
モンクレールのダウンとか、ダントンのアウターとかは同じ車両で数人居たりしますが・・・
あと、BBCのドラマではかなりの高確率で登場しますよね・・・
(まとめ)ワックスドコットンは有りなのか?
という感じで、ワンシーズン着てみた感想を纏めます。
ワンシーズン使ってみて感じたのは「頑張って着る」アイテムだなということです。
特に、都内で公共交通機関を使って通勤しているような場合には、あまり現実的な選択肢ではないです。
ピーチスキンなどの雰囲気の似た加工のものもあるので、そういった選択肢もありじゃないかと
では、ワックスドコットンを選ぶ意味はあるのか?
あると思います。
やはりこの風合いは唯一無二です。
悩んでいるなら、一度通ってみるのも有りだと思います。
ただ、先程も書いたように都内の公共交通機関を使うような生活をしている人にとっては「頑張って着る」アイテムだと思います。
なので、一張羅として選ぶのはやめたほうが良いとは思います。
A7 WAX を使ったコーディネイト例
当初想定していたビジネス寄りなコーディネート。
良いと思います。
余裕があるので、ジャケットを着ていても苦になりません。
ノープレスのパンツとの組み合わせ。
悪くないと思います。
個人的に結構好きだったのがスキニーパンツとの組み合わせ。
フーディーとの組み合わせも好きです。
太目のパンツとの組み合わせも悪くないですが、チノパンなどと組み合わせるとルーズな印象が強くなります。
個人的にはこういう太目のウールパンツとの組み合わせも好きです。
デニムとの相性はとても良いと思います。
っという感じで、結構万能にこなしてくれる優等生なアイテムです。(見た目は)